こころに騙されないために

こころに騙されないために

就活/心理学/読書などなど

本屋での立ち読みは最も生産性の高い読書法である3の理由

 

お久しぶりです。 4月から就職して晴れて(?)社会人になることができました。

社会人にになると、大学生の頃とは違い自由な時間が少なくなってしまいます。特に困っているのが読書の時間です。動画を見たり音楽を聞いたりするのならまだしも、頭を使う読書は疲れて帰ってきてからではなかなか難しいのです。そのため、最近家で本を読むことよりも最寄りの書店で立ち読みをすることの方が多くなってきました。

そこで気づいたことがあります。立ち読みはかなり生産性の高い読書法だ、ということです。今回はその理由について紹介していきたいと思います。

 

1.タイムド・リーディングである

 

タイムドリーディングという読書手法があります。これは読書に制限時間を設けることで、意識的に読書を習慣化する試みです。

例えば時間を30分と決めたら、必ず30分で読まなければなりません。逆に言えば、30分で吸収できるような情報で、なおかつその本の中で最も必要な部分に注目して読むことになります。

書店で立ち読みする時は長々と内容をじっくり読むようなことは難しいので、自然とこのタイムドリーディング方式になるのです。

 

2.ザッピング読みになる

 

ザッピング読みは速読の基本です。
本を最初から最後まで読むのではなく、目次から、必要な情報を考えてその部分を集中的に読む読書法です。
書店で立ち読みする状況だと、自然とこのザッピング読みができるようになります。
なぜなら、立ち読みしているときは「買おうかどうか迷っている」時だからです。そのため、その本に買う価値があるのか判断するために、欲しい情報が載っているかざっと確認するように読む習慣が勝手に身について行きます。

 

3.立ったまま読む

立ったまま読むことが、なぜ生産性に繋がるのか?
それは集中力が鍵を握っています。実は人間は座っている時よりも立っている時の方が集中できることが、科学的に証明されているのです。

forbesjapan.com

 

最近ではスタンディングデスクという、たったまま作業する用のデスクも開発され、商品化されています。
私も職場で試したことがあるのですが、立ったまま姿勢を維持しなければならないというほどよい緊張感のおかげで、普段よりも長いあいだ集中できているように感じます。

 

これら3つの要因のおかげで、立ち読み読書は家やカフェで読むよりもかなり効率よく読むことができていると考えています。

 

「読む」技術?速読・精読・味読の力をつける? (光文社新書)

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『やがて君になる』を読んでみた感想【ネタバレなし】

中高生の頃は恋愛に対してやたら正しさとか誠実さのようなものを求めていて、「正しい恋ってなんだろう」とか「この感情は本当に”好き”なのだろうか」みたいなことを延々と考えているようなめんどくさい子供でした。


大人になるに従って、そういう問いに意味がなく(少なくとも多くの人はそう思っている)て、そしてそもそも答えるのが難しく多くの大人はとっくに考えるのを諦めているということを知り、自分もいつの間にかそういうことを考えなくなっていきました。

 

でも、そういう「恋の正しさ」とか「本当の好き」みたいなものは確かに日常生活では役に立たないけども、完全に無駄というわけではないと思うんです。
「なぜ生きるのか」という考えてもきりがないことを考え続ける哲学のように、「本当の好きとはなにか」ということについて考え続けることも一つの哲学・美学として尊重されていいと思います。

”好き”にならない恋愛マンガ

どうしていきなりこんな話題について書いているかというと、今回『やがて君になる』を読んで、このテーマについて再び考えざるを得なくなったからです。

主人公は未だに誰に対しても「好き」という気持ちになったことがない、という女の子です。少女マンガのように簡単に恋に落ちたりせず「”好き”とはなんなのか」「これは本当に”好き”なのか」ということについてとことんこだわり、少しずつ手探りで自分の気持ちを確かめていく過程を読むことができます。恋愛マンガとしては異色かもしれませんが、私はとても真面目で誠実な態度だと感じました。


そして彼女の恋の相手も少しねじれていて、そんな彼女の「誰も好きになったことがないところ」が”好き”ということらしいのです。
そんな2人のデートのような奇妙な交流を通して、私まで「”好き”とはなんなのか」ということについて考えさせられました。

 

ちなみにこのブログの一番最初の記事もこのテーマについてだったりします。

好き/嫌い - こころに騙されないために

(このころはまだ「だ、である調」で書いていたのでなんか恥ずかしいです)

 

さらに最新4巻では、人間のもっと深い部分「自分とはなんなのか」という問いかけにまで話が及ぶ展開になってきつつあり、今後も目が話せません。
個人的には、『やがて君になる』というタイトルがどのように回収されていくことになるのか気になります。

 

 

 

 

 

 

 


お嫁においで 2015 / 加山雄三 feat. PUNPEE

 

例えば著名で有名な哲学者達も
名言をたくさん残したけど
これに関してはあまり良い言葉を
不思議と残していないな
多分あいつらも自分の趣味に
恋いこがれちまったんだろう 結局
偉いヤツもここじゃおこちゃま
ナポレオンとレッドぶるウォッカで乾杯(泣)

あまり関係ないですがなんとなくこれを思い出しました。

多分、恋愛に関する哲学分野もあるにはあるんだろうけれど、あまり需要がなくて目立たないのかなと思います。

自動車学校(教習所)を期限ギリギリまでサボるとどうなるのかやってみた(やってしまった)

意識高いようで低いブログを目指す当ブログですが、今回は意識他界記事です。

 

目次

 

スーパー言い訳タイム

まず、自動車学校をサボるまでに至った経緯について説明します。(興味のない方は次に飛ばしてください。)

そもそも、自動車に乗れるようになることに対してそんなにメリットや興味を感じませんでした。もちろん、たまに友達とドライブしにいったりするときは運転できるってすげー、と思っていました。ただ、そうはいっても普段のインドア生活では自動車の必要性を感じなかったんです。特に今後10年くらいは東京で生きていく予定なので、車がなくても問題なく日常生活は送れると考えていました。
そんな私がなぜ免許を取ろうと思ったのかというと、田舎の両親の説得です。地方に住んでいる両親にとっては、車はスマホ以上にないと生きていけないもの、という考え方なので「車くらい乗れなくてどうする!!」と怒られることになりました。それで、渋々教習所に通うことになります。

しかし、教官の方に怒鳴られたり雑に注意されてうんざりするなかでやる気を失い、いつものサボりグセを発揮し自動車学校に行かなくなってしまいました。


教官の方の指導方法や教え方が雑という問題は全国どこの教習所でも頻発しているようで、免許を取るには乗り越えなければいけない壁のようです。


具体的にどのような問題があったかというと、前の時間の教官のミスのせいで次の時間の教官に私が怒られたり、教官が時間中隣の席から手をだしてハンドル操作を直してきてまともに練習にならなかったりということは何回かありました。また、教官によって教え方が違うので同じ項目でも違うことを言われ続けて身につかない、などは多くの人が経験しているらしいです。
もちろんいい人もいるので一概には言えませんが、やりにくい教官もいるのは確かです。
優しく指導してくれる人と怒鳴りながら指導する人では私の調子も変わってくるので、検定試験の時などは優しい教官にあたるように祈っていました。

 

期限ギリギリまでサボるとどうなるのか

教習所の教習期限は9ヶ月間というところが多いようです。
私は1段階のみきわめ(効果測定)前のところでサボり始めてしまい、期限の1ヶ月前になってから「そろそろやばいぞ……」ということで教習所に顔を出したのですが、さすがにもうあと1ヶ月で免許をとるのは無理だと言われてしまいました(ブランクがあったので、みきわめの前に練習する必要もあった)。

そこで窓口の方に提案されたのが、「仮免許入校(仮免許入所)」です。
一旦1段階まで修了して仮免許までとってしまえば、仮免許所持者としてまた入校し直せる(期限をリセットできる)ということでした。ただし、教習期限は9ヶ月なのですが仮免許の期限が6ヶ月なので、次は6ヶ月以内に卒業する必要があります。事務のおばちゃんによると、もし6ヶ月以内に卒業できなかった場合、難易度が相当高いと言われる試験場での一発試験しか方法がなくなるらしいです。

その提案で発破をかけられた私は、なんとか残された1ヶ月で仮免許を取って入校し直し、2段階も無事修了して卒業することができました。

ただし、仮免許入校はあくまでも1から入校し直すので、入校の手続きや支払いもやり直しになってしまうことに注意してください。

 

意外と教えてくれない教習所の落とし穴(?)

2段階はスムーズに取れたかのような書き方をしましたが、実は2段階もギリギリになってなんとか卒業しました。
そこで、同じように教習所1・2段階でギリギリ、という人のためにアドバイス・注意点を書いておこうかと思います。

 

修了検定卒業検定の日程を確認
例えば8月31日が教習期限(仮免許の期限)でも、ちょうど8月31日に検定試験が行われるとは限りません。もしかしたら8月25日あたりが期限内で最後の検定試験の日かもしれません。確認しておかないと、検定試験が受けられずに期限切れになる可能性もあります。

 

学科を先に受ける
特に2段階で多いですが、技能教習で学科〇〇番を受けた後でないと受けれないという決まりになっているものが結構あります。そういうのがあるとそこで予約がストップして計画がずれてしまい、危険です。早めに学科は終わらせておいた方が良いと思います。私はこれでだいぶ計画が遅れてしまいました。

 

というかそもそも最初から

合宿免許にしとけばこんなことで悩まずにすんだかもしれないんですけどね……。

 

激安合宿免許のユーアイ免許

 

マンガで一発!普通免許を早くとる本 実技編

マンガで一発!普通免許を早くとる本 実技編

 

 

今更だけど『進撃の巨人』読んでみた感想【ネタバレなし】

本来なら卒業研究の中間発表の準備をしなければいけない期間なのに、『進撃の巨人』を読み始めたら止まらなくなってしまい、結局最新22巻まで読み進めてしまいました。
せっかくなので、この調子で進撃の巨人について語るブログ記事も書いていきたいと思います。にわかのうちに語った方がいろいろ余計なことを気にしなくて済みます。

進撃の巨人』自体は「このマンガがすごい!2011」みたいなので1位になった時から認知していて、その時に当時の最新巻まで読んでいたのですが、今回は当時高校2年の時に読んだ時とは全く違う種類の面白さを感じることができました。
高校生当時はやたら展開が早く、世界観が特殊なバトルマンガとして読んでいました。そのため、最初のバトルが連続していたあたりは楽しく読んでいたのですが、途中から政治パートに入ったあたりでつまらなくなり読むのをやめてしまいました。

好奇心を刺激する謎解き

今回改めて最初から最後まで読んで気付いたのは、『進撃の巨人』はバトルマンガというよりも謎解きマンガなのかな、ということです。
作中に何度も巨人と交戦するシーンは描かれてはいるものの、人類側と巨人側の戦力差は圧倒的で、基本人類側は大敗し続けてしまいます。戦況は常にジリ貧で、今だけは来ないでくれよという時に限って巨人に襲われます。バトルは大抵受け身で、防衛がメインです。いわゆるジャンプ系バトルマンガとは違って戦闘を楽しんだりする描写はほとんどありません。

それよりも作品をリードしているのは主人公エレン達の強烈な好奇心です。壁の外には何があるのか、巨人とはなんなのか、自分は何者なのか……?

エレンたちの好奇心の強さに自分もいつのまにか感情移入していて、夜遅くまでページをめくり続けてしまいました。

 

多くの場合、物語は新しい場所や事件、キャラクターの登場によって物語を外側へ発展させようとします。
しかし『進撃の巨人』の場合、あらゆるイベントやキャラクターといった要素が物語の内側部分(核心)へと繋がる鍵になっています。次々と新しい物語に派生して「〜編」、「〜編」と続いていくのではなく、1巻の最初に出てきた世界観と主要キャラクターに焦点を絞り、ひたすら掘り下げることで結末に辿り着く設計になっています。複雑に折られた折り紙を少しづつ開いていくように物語が展開していきます。

核心に向かって確実に掘り下げていくこの謎解きの感覚が『進撃の巨人』の面白さなのかなと感じました。

 

進撃の巨人(1) (週刊少年マガジンコミックス)

進撃の巨人(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 

 

『統計嫌いのための心理統計の本』は卒論のデータ分析に使える初心者のための良本

データ分析初心者

最近は卒論に四苦八苦しています。一応3年生までのゼミで統計をかじってはいるんですが、全くわからない。かなり放任主義な教授なのでわからないまま放置されてとうとうデータ分析を使う段階まできてしまいました。一応相関係数を出すとか基本的なところはEXCELやRである程度できるのですが、それ以上の検定や分析はよくわかりません。

そういう段階で読んだのがこの『統計嫌いのための心理統計の本』です。

 

 この本はかなりわかりやすく統計の手法について解説されていて、これからの研究方針をまとめることができました。「心理統計」とタイトルについていますが、心理学関係なく使える内容です。

 

「質問できるようになる」本

この本の良い点は「統計をできるようにならなくていい」というスタンスで書かれているところです。なので数式も演習も出てきませんし、統計ソフトの使い方も載っていません。
この本のゴールは「統計を分かっている人に質問できるようになる」ということです。例えば幼稚園児に「因数分解ってなに?」と質問されても、前提となる知識(四則演算など)が多すぎてすぐには答えられません。私のような統計が苦手な人も同様で、統計ができる人や教授にとってもどこから教えればいいのか分からず困ってしまいます。

そのため、質問してその回答を理解できる程度の知識を身につける、ということを目指しているのです。

統計の授業で、「理系学生は統計の理屈まで計算で求める授業をやるけど、文系学生は”とりあえず使える”状態になれれば十分です」と言われたことがあります。この本の考え方もこれに似ています。

t検定? 分散分析? どれがいいの? という疑問を解決できる

具体的にこの本が扱っているのは、「統計手法の選び方」とそれを理解するための最低限の用語集です。用語集の方はなんとなく知っていることも多くありましたが、「統計手法の選び方」の方は初めて知ることばかりで、なおかつすぐに研究に使えそうな内容だったのでとても参考になりました。

特に、66ページに載っているフローチャートとその解説がかなり参考になります。知りたいことはなにか?、データの性質はどうか?、などの質問にそってフローチャートをみていくと、どの統計手法を使えば良いかわかるようになっています。

これで例えばt検定を使うということに決まれば、あとはt検定の関数をググるなり、教授やできる人に訊けば良いというわけです。

もちろん、その統計手法がどういう理屈で作用しているのかということも、丁寧に図解されているので自分でも理解した上で使うことができるようになりました。

 

 

 

就活面接における嘘について:バレるバレないよりも重要なこと

前回『嘘と欺瞞の心理学』という、嘘についての研究についてまとめた学術書を紹介する記事を書きました。

 

rutei.hatenablog.com

今回はさらに、就職面接における嘘について考察してみたいと思います。

 

十分に準備された嘘は見抜けない 

結論から言えば、十分に準備していけば嘘は見抜かれにくい、ということです。前回の記事で紹介したように、そもそも嘘を見抜くこと自体が難しいということに加えて、面接には嘘を見抜きにくくする要素がたくさんあるからです。

例えば、緊張です。嘘をつく際、多くの人が怪しいと感じるポイントとしては緊張している、焦っている、言葉がつまるなどがあります。しかしこれらは、面接という状況ではごく自然な反応です。人事や役員との面接で緊張しない人はいないでしょうし、言葉がつまることもあるでしょう。つまり、嘘をつく際に特徴的な反応と、面接での自然な反応が部分的に一致しているのです。これでは、嘘を見抜くことは格段に難しくなります。

 

加えて、十分な準備期間があることも、嘘をつく側にとっては大きなメリットになります。矛盾点を突かれないように質問を想定して練習しておくことができます。

嘘を見抜こうとする場合、理想的なのは自分は圧倒的に時間をかけて準備している一方で、相手は無防備で、自然な反応を観察でき泳がせることができる状態です。

例えば浮気などを暴く場合、ごく自然な会話でカマをかけたり、わざと疑って軽い嘘を言わせた後に準備してきた証拠Aを提示し、それに対しての言い訳をさせた上で、さらに言い訳と矛盾する証拠Bを提示する、といった具合です。

しかしながら就活の面接はこれと全く逆の構造です。相手に日付まで知られている上に、十分な準備期間を与えてしまっています。嘘をつく側が「よし、絶対にばれない嘘をつくぞ! 」と気合いを入れてやって来た場合、嘘を見抜くことは相当困難だと思います。

 

たまに、人事担当者などが嘘は見抜けるなどと語っている場面を見たことがありますが、私はあれ自体が嘘だと思っています。

そもそも、学生が本当に嘘をついているのかどうか、どうやって確認しているのでしょうか。面接官は嘘だと思っても、実は単に極度に緊張して不審な反応をしてしまった真面目な学生かもしれません。嘘を見抜く能力があると思い込んでいる面接官は、多くの嘘をついていない真面目な学生も冤罪によって落としてしまっている可能性が高いです。

 

疑われたら終わり

とは言っても、じゃあ面接は嘘つき放題なのかと言うと、それも危ない考え方ではあります。ここまでは、嘘を見抜く(嘘か本当かを判定する)ということについて考えて来ましたが、実際の面接官の仕事は嘘を見抜くことではなく「採用するかどうか決める」ことだからです。

だから、「嘘っぽいだけで実は本当に優秀な学生」を落としてしまうというリスクをとって「優秀そうだけど嘘っぽい学生」を落とすという判断をすることはあり得ると思います。

また面接では好感度も重要なので、「嘘かも? 」と疑われてしまった時点でマイナスポイントがついてしまう可能性もあります。

そういったデメリット*1も受け入れる覚悟をした上で、十分に準備して臨めるという状況ならば、嘘をつくことで勝率が上がることもあるかもしれません。

 

嘘を見抜かれないためのテクニック

どうやったら嘘がバレにくくできるのか、という具体的なテクニックについても需要があるかもしれません。

しかしながら、バレない嘘をつくテクニックというものは原理的に存在しないというのが今のところの私の考えです。というのも、前回の記事で確認したように、人によって嘘を嘘っぽく感じるポイントが全然異なるからです。ある人にとっては嘘っぽく感じる仕草が、別の人にとってはそうではないということが無限にあるのが、嘘研究の現実です。ですから、一般的にこうすると見抜かれにくくなるよ、というテクニックもなかなか難しいテーマなのです。

嘘を見抜かれにくくするテクニックを学ぶよりも、無難に好感度を上げる努力をした方が良いと思います。上述のように面接では好感度も重要な要素になってくるし、好感をもっている相手を疑うことはあまりないからです。

具体的には相手の目を見て話す、ボディーランゲージを使う、反応潜時(質問されてから答えるまでの時間)を長くしすぎない、「あー、ええと……」を使いすぎない、姿勢を良くする、などの基本的なことに気を使った方が良いでしょう。

これらの非言語コミュニケーションや話し方についてはまた別の機会に記事にしてみたいと思います。

 

 

人狼ゲームで学ぶコミュニケーションの心理学?嘘と説得、コミュニケーショントレーニング

人狼ゲームで学ぶコミュニケーションの心理学?嘘と説得、コミュニケーショントレーニング

 

 

*1:また、面接官がメンタリストばりに表情分析や質問法に習熟している可能性もごく稀にはあると思います。実際、メンタリストDaiGoも面接で嘘を見抜くバイトをしていたことがあると告白しています。どうやって学生の嘘を嘘と確認していたのかはわかりませんが。

就活はどうしてつらいのか:3つ理由を考えた

就活はつらい。

私は昨年の秋頃、どんなに早期選考やインターンに参加しても連続で落とされてしまい、精神的に滅入ってしまう時期がありました。似たような感覚は、平成生まれの就活経験者なら誰もが感じたことがあるるのではないでしょうか。

最近では、就活自殺の多さも頻繁に報道されるようになってきました。

dot.asahi.com

 今回は就活のつらさの理由について、私の就活経験から考えたことを書いてみたいと思います。

 

1.無理やり「好きだ」と言わされて、それでも振られ続ける

そもそも、働くことに関する意欲がそこまで高くありませんでした。子供の頃から「大人になると仕事が大変だ」とか「そんなんじゃ社会ではやっていけないぞ」とか言われて育ったので、仕事に就くことに対して積極的なイメージを持つことができませんでした。テレビなどのメディアでも、仕事に関しては肯定的な捉え方よりは否定的な捉え方が多いと思います。仕事はつらくて大変なもの、しかしそれでも、仕事をしなければちゃんとした大人にはなれない。そういった常識が、いつのまにか自分の中に作られていました。

そのうち、「就活の時期」というものが大学生になってやって来たので(そんなものはまやかしですが*1)特にやりたい仕事はないけれど、一番「まし」そうな企業を探して受けてみることになります。例えばホワイト企業を探してみたり、事務系の職種を探してみたり(事務系は楽だと勘違いしがち)。そして、選考のためになんとか志望理由を作り、やる気アピールをしてみます。あまり良く知らない企業でもHPをチェックして、これだけがんばったなら、認めてくれるんじゃないかと期待して。しかし、落とされてしまいました。しかも、何度も連続で。

これは恋愛で例えるなら、「自分から妥協して告白したのに、振られ続ける」という衝撃と似ていると思います。実際のところ就活は10社受けて1社内定が出ればすごいくらいの確率なので、落ちて当たり前なのですが、最初の頃はなかなか事態を飲み込めず自信とプライドをポッキリ折られてしまいました。

 

2.正解がなく、自分で考えるしかない

就活には正解がありません。人によって受ける企業が異なり、歩んで来た人生が異なるため、アドバイスも抽象的なものになってしまいます。自分で情報をかき集めて、自分の頭で答えを見つけ出す必要があります。大学までは、自分で考えなくてもある程度の道のりは開けていきました。日本の大学は専門性による差別化が機能しておらず、偏差値によって自動的に進路が決まる側面があるからです。しかし、就活では自分はなにがしたいのか、社会にはどんな企業や職種があるのか、自分で考えて意思決定しなければならなくなります*2

自分で考えることの必要性に気づけないまま、ナビサイトの人気企業ランキングに踊らされたり、マニュアル本のコピペのようなESを書いていると痛い目を見てしまいます。しかも、落とされても、落ちた理由は教えてくれるわけではないので、最終的には自分で気づくしかないのです。正解が見えない暗闇のなかを手探りで進むしかない。これも就活のつらさの理由の1つだと思います。

 

3.学歴格差なんかより断然きつい人生格差と人間力格差

就活ではよく学歴フィルターが批判されることが多いですが、私としては学歴の差よりも「人生格差」と「人間力格差」の方がきついと考えています。普段の生活で比べる対象になるのは、同じ大学の友人だからです。同じ大学の同期は大手企業に受かっているのに、自分は中小にも受からない、という状況だと、学歴を言い訳にすることができないのでより追い詰められてしまいます。

実際、学力よりも面接で落とされることが多く、直接会って話した人間から否定されてしまうと自分の人間性がだめだと言われた気分になってしまいます。これも頭の良さだけが基準になる学生時代にはなかった経験なので、精神的負担が大きいです。

加えて、これまでの人生が評価されるのもつらい点です。面接やエントリーシートではこれまでの人生が問われます。これまで充実した人生を送ってきた人はたくさん書くことや話すことがありますが、そうでない人はなにもできなくなります。この場合、「これから頑張る」も通用しないことが多いのです。

これまで仲良くしていた友人と自分との差を思い知るのもこの部分です。また、ただ授業を受けて良い成績をとっているだけでは評価されず、勉強をさぼってもサークルやバイトをエンジョイしていた人のほうが就活成功するという現象が起きるのもこれが要因だと思います。

 

「死ぬくらいなら就活辞めれば」ができない理由

このようにして精神的なダメージがつもりにつもると、だんだんと視野が狭くなりネガティブな思考しかできなくなってしまいます。

「就活がすべてではない」「フリーターでも生きていける」「就活失敗してもなんとかなる」

就活自殺がニュースになると取り上げられるこれらのアドバイスは、たしかに正しいです。しかし、一度ネガティブシンキングに心がとらわれると、「正しい」だけのアドバイスではこころに届かなくなるのです。

どんなに説明され、論理的な選択肢を提示されても、受け入れられないのです。論理的に考えて死にたくなっているのではなく、感情が死にたいと訴えている状態だからです。

だから、最後まで自分を追い詰め、面接に向かうことになってしまうのだと思います。

この状態の人に必要なのは、適切な休養です。もちろん、通院も行うべきです。

たっぷり休んで、こころを空っぽにして、余裕が出てきたときに初めて、「就活がすべてではない」ということの意味を理解して安心できるようになると思います。

 

 

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)