こころに騙されないために

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こころに騙されないために

毎日21時に書評ツイートする人のブログ

アジカンは「オワコン」だと思っていた人にこそ聴いてほしい

 

 
   アジカンが今年の5月に出した新アルバム、「Wonder Future」が本当にいい。なんでいまさらそれでブログを書くかというと、ついさっきApple Musicで見つけたからだ。高校3年生の時「ランドマーク」を聴いて、アジカンつまらなくなったなあと思って、それ以降ほとんど聴いていなかったのだ。リライトから入って、君繋、ファンクラブ、ワールドワールドワールドとアジカンをCDが擦れ切れるほど聴いてきた自分にとっては、アジカンのサウンドに飽きてしまったのも原因の一つだったかもしれない。「ランドマーク」の曲のメロディーはかなり既聴感があった。正直、あのころのアジカンは「今を生きて」など曲単位で好きになれる曲はあったのだけど、ソルファや君繋の様にアルバム全体をとおして何度も何度も聴けるほどでは、自分の中ではなくなっていた。
 
 それに対して「Wonder Future」の曲はどこか一歩振り切った感が強い。メロディもサウンドも、今までのアジカンらしさを残しつつ確実に新しいステージに移行している。音作りなんか、これと比べてしまうと今までのアジカンのサウンドはJ-POPの延長線上のものに聞こえてしまう。それくらい、開放的で、渋くて、美しい。
 それと、歌詞もポジティブになったのもアルバムでリピートするときにうれしい。「ランドマーク」の歌詞はアジカンの中では歌詞のメッメージ性が急に出てきたアルバムで、アルバムを通して聴くとたまにそれが強すぎて(悪い意味で)引っかかってしまうことがあった。今作では、そういう部分を感じないマイルドな仕上がりになっている。アジカンってこういう開放的で明るい歌詞をこのメロディーで歌えるんだ、と聴きながら思うことが何度もあった。アジカンの政治的な部分が嫌いという人も、取り敢えずこのアルバムを聴いてみれば主義主張関係なく、何か伝わるものがあると思う。
 
 
三回目のカーテンコールで彼は舞台袖に飛び降りて 客席の女の子の手を取って優しく微笑んで劇場の外へ駆け出して行ったんだ                                                            
メインストリートで迷子になった少女がほら 緩んだ靴紐をギュッと結んだアンダーグランド 不安で押し潰されそうになったら思い出してよ
Opera Glasses / オペラグラス 
 
 

 

 

 

Wonder Future

Wonder Future

 

 

 

 

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