こころに騙されないために

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自称心理学徒のブログ

PBLをあえて大学でやるメリットって

なんなんだろう。迷っている。

 
うちの大学では普通にゼミに入り卒業研究をして卒業する方法と、PBL(課題解決型学習、グループでいろんな活動をしたりする座学じゃない奴)的なことをして卒業するという二つの方法が用意されている。先輩に聴いたところ後者の方が圧倒的に楽らしいし、自分はそれ以前のPBLの授業が好きだったのでそれを選ぼうかなと考えていた。
自分がPBLに向いていると考えたのは元々勉強というか教室に座って先生の話を聞くのが苦手だったこともあるし、学術的なことに対してある種のあきらめと言うか苦手意識が出てきたしまったと言うことが大きい。本を読んで知見を得るのは好きだけど何時間も続けられるものではないし、そもそも飽きっぽくて探究心がないから学問には向いていないだろうと思った。後は、文化祭実行委員だったのも大きいかもしれない。大学の文化祭実行委員は結構本格的で組織っぽくなっている。定例会や総会もあるし、二年生が一年生に知識や技術を教える文化もある。企画書はA4一枚から始めて最終的には分厚い冊子になるまで練り上げなきゃ行けないし、他部署と情報共有する際にはパワポを使う。その他のPBLの経験とあわせて、社会での仕事とはこんな感じなのかもしれないなという感触がだんだんつかめてきたところだった(もちろんほんとの企業とは天と地の差があるだろうけど、今までの自分のはなたれ小僧的経験よりはよっぽど地続きな方だと思う)。
 
そういう経験をすると自分の中でのインプットとアウトプットのバランスがとれて洗練されていくのを感じて何となく心地がよい。しかし、同時に大学での活動に関して疑問を持つようになった。
おそらく就職して企業に属してもいまのPBLのように必要な知識や技能をその都度習得して仕事に活かすということはするだろうし、そのほかの細かい部分もどんどんPDCAを回すように洗練されていくのだと思う。ならば、わざわざ大学でPBLをやる必要はあるのだろうか、大学でやることと企業でやることの質的な違いとはなんだろうか。
 
かといって、だからPBL以外の、大学で学んだ専門的な(学問的な)知識を企業で活かすのが王道なんていう教科書的な答えではないことはなんとなくわかる。だってみんな全然勉強らしい勉強してないじゃないか。資格とか取ろうとがんばっている先輩はたくさん知っているけど、それって大学関係ないじゃないか(いや、関係あるのもあるかもしれないけど明らかに関係ないのが多い)。90分15回の授業ではがんばっても硬い新書一冊分くらいの内容にしか触れることができないし、じゃあ一人で本読めばよくねって思ってしまうのはわりと当然ではあるけれど。
 
とはいえ、いまのところ俺は卒論を書いて卒業する方に考えが向いている。その理由は、さっきも書いた通り、大学でやることと企業でやることの違いがわからなくなってきたからだ。どうせ大学に来たなら、大学でしかできないことをやりたい。英語の論文を読んだり、読書会をやったり、サブゼミでなんらかの演習をやったりすることは直接は自分の仕事の成果に関係ないかもしれないけれど、中長期的には良い影響になるのではないかと思う。それに、ゼミに入り論文を書くことで自分の専門分野ができるのもプラスだと思う。なんにせよ、ビジネス上の能力とは別に学問的な専門分野があったほうが便利なのではないか。もちろん、PBLでそれが身につかないとは思わないけど、長期間一つのテーマについて集中的に学ぶにはゼミに入るほうが適しているんじゃないかと思う。
 
 
 
 
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