こころに騙されないために

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『ヒカルの碁』アプリで再読したらとても良かった

 17.3.29 追記 アプリはもうなくなってしまったみたいです。

 

ヒカルの碁完全版 1 (愛蔵版コミックス)

ヒカルの碁完全版 1 (愛蔵版コミックス)

 

 

 App Storeで1日1巻読める『ヒカルの碁』のアプリがあると聞いたのでここの所ずっと毎日読んでいたが、とうとう読み終わった。

一回目読んだのは小学生低学年の頃だったので、記憶は定かでは無いけど、影響されて囲碁を始めたり(なお、続かない)夏休みの自由研究で本因坊秀策について調べていたりしたから、かなりはまっていたのかもしれない。

 

今になって読み返してみると展開が早く同年代のライバルと戦うという少年漫画の王道的な物語で未だに普通に面白く読めた。碁の漫画というと地味なイメージかもしれないけど、登場人物たちの表情や説明台詞や、対局までの背景などが合わさって、けして地味ではなく白熱したバトルとして読める(手を差す時の動作や姿勢が格好いいのも大きいかも)。

男キャラクターたちがみんなかっこよく、ある意味かわいく、それぞれに壁にぶつかりながらなんとか乗り越えようとしていく過程にどこかほった ゆみの母性のようなものを感じた。作品全体にまさに「優しい世界」のような雰囲気があった。原作が男性だったら、心情の描かれ方はもう少し違ったものになっていたんじゃないか思う。どうでもいいけどヒカルの母と女性担任の会話がすごくリアルだった。

 

ヒカルの碁』は最終回は打ち切りだったのではないかという説がある。自分も読み終わった時に感じた。ヒカルと緒方や塔矢行洋との絡みや、最終回で辛い状況にあったであろう和谷の今後などなど、いろんな広がりを醸し出していただけにあの終わり方は少し不自然に感じる。ただ、物語全体の今後の軌道のようなものは十分想像できるようになっているので、原作者としてはあれでいいと判断したのかもしれない。そのせいか『ヒカルの碁』の夢小説はあの時期のジャンプ漫画としてはかなり多いようだ(自社調べ)。