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【就活】メンタリストDaiGoの「面接官の心を操れ! 無敵の就活心理戦略」読んでみた

 これまであまり就活対策本の類は読んだことがなかったけど、書店でパラ読みしたら良さそうだったので購入してみました。

内容はメンタリストのDaiGoなりの就活対策。後悔しない企業選びのやり方(自己分析)から面接のための好感度アップ術まで載っています。ESやGDに関する内容は基本的にはありませんでしたが、応用しようと思えばできると思います。

 

この本が斬新なのは、面接対策として「好感度」を最重要視している点です。

面接をする企業の側に立ってみてつくづく思ったこと。それは面接官の能力は極めて限定されている、ということでした。

(中略)

面接する人は、単に好感度だけで合否を決めています。

実際にその人が有能かどうか、とは関係なしに、「どれくらい好感度を与える人間か」によって面接の結果は決まるのです。それは私の経験上の結論であり、心理学者や社会学者による実験の結論でもあります。

大学生の頃から企業に依頼されて面接官をやっているDaiGoさんの発言なので、信憑性があります。また、心理学実験による根拠も紹介されています。 

ちなみに、グーグルの人事トップの著書『ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える』でもこれと似たような主張がされていました。こちらの方が多くの実験や論文を紹介して深堀しているので、興味がある方は読んでみると面白いかも知れません。*1

好感度を上げる方法として見た目、自信の付け方などが紹介されていますが、特に気に入ったのが、「質問からの承諾先取り」というトーク術です。

 それは、ほとんどの面接官は「どんな人材が会社に必要なのか」「どんな人材を採用すべきか」が分かっていないということ。

 人事部なのにそれでいいのか? と思うかも知れませんが、社長などの経営陣でさえ自社に必要な人材はわかっていないことが多いのです。

(中略)

 そういういい加減な面接官に対応するためには「必要なのはこういう人材だ」という基準をこちらから与えてあげること。

 

つまり、面接ではいきなり「私の強みは◯◯◯◯です! 」と言ってしまいがちですが、「御社ではやはり◯◯◯◯という能力の人材を求められているのですか? 」と先に質問しYESの返事が返ってきてから「やはりそうですか、それなら私の◯◯◯◯という強みで、御社に貢献することができます」というと効果が上がるということです。

 これは相手に先にYESと言わせてから提案することで心理的に説得力があがるという戦略です。これはすぐにでも実行できるので、さっそく次の面接で使ってみようと思います。*2

 他にも、面接に強くなる練習法、警戒すべき面接官の見分け方、知性を演出する方法、などなど面白いトピックが満載でした。これまで心理術やメンタリズムの本を読んだことがないという就活生は一読の価値ありだと思います。

 

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*1:第5章がまるまるこの話題についての議論になっています。ただし、これは就活生向けの本というよりも人事向けの本なので他の章はつまらないかも。人事の見方を知るという意味では良い本だと思います。

*2:もう少しマイルドに使うなら「御社の業務では◯◯◯◯という能力が求められていると思います」でうなづいてもらったところで「そこで私の〜という強みが役に立ちます」という感じですかね。