こころに騙されないために

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自称心理学徒のブログ

就活では運や縁に頼らない方がいい

 
ネット上には「就活は縁しだい」とか、「就活は運だ」という主張が多くあります。
しかし、私はそんなことはないと思っています。就活は実力勝負だし、実力をつけるための努力が必要です。
よくよく考えれば当たり前のはずです。採用担当の立場に立てば、合否が運とか縁とかで決まっているということは、合格者の傾向がばらけているということであり、選考が機能していないということです。生産性を重んじる企業ならば、そんな状況を許すわけがありません。必ず一定の法則性に基づいて、特定の性質をもった学生が残るように調整しているはずです。もしも、運や縁こそが重要だと採用担当が考えているなら、グループディスカッションなんかやらずにじゃんけん大会をやった方が効率がいいですよね。
もっとも、たまたま適当に受けた会社が自分の性格にぴったりあった会社だった、とかそういう運要素はあるかもしれません。しかし、それにしたって基本的なコミュニケーション能力や主体性がなければ最終面接にはたどり着けないようになっていると思います。
 
「就活は縁である。」という証言を残しているのは、縁と運だけで就活を終わらせた人々か、あるいは実力はあるのにそれに気づいていない人々だと思われます。自分の成功体験が「運」によってもたらされたものだったと感じてしまっている。だからそれについて語る言葉は「運」以外にないのです。それ以外、何も考える材料がないんです。
 
こういう人は大学受験界隈にもよくいます。「本番受けたら意外となんとかなるよ」とかいう先輩いましたよね。私はなんとかならなかったので、浪人してから自分なりに考えて努力して、ある程度は実力で合格したのだと思っています。
実力で成功した人(あるいは、そう思い込んでいる人)は、「運」以外に語る言葉を多く持っています。それは各人で色々と試行錯誤したからです。「〇〇は〜という理由で効果があるけど、××は効果がないと思った。△△もいいんだけど、効率を考えると結局〇〇になるんだよね。」こういうことを語ることができるのは、その人が運に頼らずに、自分の行動によって成功をたぐりよせる握力を持っていたからです。
ただし、「実際のところは運のおかげで成功したのに、実力で成功したと思い込んでいる人」は私も含めたくさんいると思うので、こういった成功要因の分析が間違っている可能性は十分にあります。そのため、複数の方の証言を参考に批判的に検討するべきであるとは思います。(この記事は、運で成功した人の「運だよ」発言を批判的に検討する文章です。)
 
また、就活に運要素が全くないわけではありません。面接官との相性やGDのメンバーなど偶然に左右されることもあります。しかし、実力があって内定を複数獲得するような人たちは、運要素があるなかでもできるだけ成功する確率を高めるように考えている方が多いと思います。
 
運で成功してしまった人は、ある意味不幸です。実力がないのに、あるいは本当はあるにしても、自分の努力と成功の因果関係を発見する前に成功という結果を手にしてしまったからです。こういうことが続くと、努力と成功との因果関係が希薄に思えてきてしまい、努力する習慣がなくなっていってしまいます。宝くじに当たった人が最終的に不幸になってしまうという話は有名ですよね。
 
どちらにしても、アドバイスを受ける側である就活生は、「就活は縁だ」みたいな言葉を真に受けるべきではないと思います。なぜなら、仮に運とか縁といった不思議な力で受かることがあるにしても、そのアドバイスは何の具体的な行動も判断も生まない上に、努力しない言い訳になってしまうのが関の山だからです。ようは無駄なんです。
それなら、「私は就活失敗した。それは○○が原因だったと思う」みたいな話の方が数倍役に立ちます。
 
とり急ぎ私の失敗談を書き残して置くと、3年夏のインターンシップはたくさん応募した方がよかったし、あの時点から業界研究や企業研究をちゃんとして、志望動機も言えるようになっていた方が良かったなと思っています。
 
いま選考中で、なかなか内定がでないという人は、とにかく落ちた原因を考えて修正していくことが大事なのではないかなと思っています。どれが原因か、あるいは全部なのか、わからなくてもとりあえず可能性が高い方から対策をしていけば、合格確率は上がるはずです。もちろんこのアドバイスも個人の主観なので正しいかわかりません。ただ、「就活は運だ」(落ちだ原因を考えずとにかく縁がある企業にめぐり逢うまで待つ)とは真逆の立場なので、いい線いってるのではないかと思っています。
 

内定を得た人が一人残らず全部実力という考え方も、それはそれで違和感がありますが、大半はやはり実力だと思います。

 

そんじゃーね。

 

 

 

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