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今更だけど『進撃の巨人』読んでみた感想【ネタバレなし】

本来なら卒業研究の中間発表の準備をしなければいけない期間なのに、『進撃の巨人』を読み始めたら止まらなくなってしまい、結局最新22巻まで読み進めてしまいました。
せっかくなので、この調子で進撃の巨人について語るブログ記事も書いていきたいと思います。にわかのうちに語った方がいろいろ余計なことを気にしなくて済みます。

進撃の巨人』自体は「このマンガがすごい!2011」みたいなので1位になった時から認知していて、その時に当時の最新巻まで読んでいたのですが、今回は当時高校2年の時に読んだ時とは全く違う種類の面白さを感じることができました。
高校生当時はやたら展開が早く、世界観が特殊なバトルマンガとして読んでいました。そのため、最初のバトルが連続していたあたりは楽しく読んでいたのですが、途中から政治パートに入ったあたりでつまらなくなり読むのをやめてしまいました。

好奇心を刺激する謎解き

今回改めて最初から最後まで読んで気付いたのは、『進撃の巨人』はバトルマンガというよりも謎解きマンガなのかな、ということです。
作中に何度も巨人と交戦するシーンは描かれてはいるものの、人類側と巨人側の戦力差は圧倒的で、基本人類側は大敗し続けてしまいます。戦況は常にジリ貧で、今だけは来ないでくれよという時に限って巨人に襲われます。バトルは大抵受け身で、防衛がメインです。いわゆるジャンプ系バトルマンガとは違って戦闘を楽しんだりする描写はほとんどありません。

それよりも作品をリードしているのは主人公エレン達の強烈な好奇心です。壁の外には何があるのか、巨人とはなんなのか、自分は何者なのか……?

エレンたちの好奇心の強さに自分もいつのまにか感情移入していて、夜遅くまでページをめくり続けてしまいました。

 

多くの場合、物語は新しい場所や事件、キャラクターの登場によって物語を外側へ発展させようとします。
しかし『進撃の巨人』の場合、あらゆるイベントやキャラクターといった要素が物語の内側部分(核心)へと繋がる鍵になっています。次々と新しい物語に派生して「〜編」、「〜編」と続いていくのではなく、1巻の最初に出てきた世界観と主要キャラクターに焦点を絞り、ひたすら掘り下げることで結末に辿り着く設計になっています。複雑に折られた折り紙を少しづつ開いていくように物語が展開していきます。

核心に向かって確実に掘り下げていくこの謎解きの感覚が『進撃の巨人』の面白さなのかなと感じました。

 

進撃の巨人(1) (週刊少年マガジンコミックス)

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