こころに騙されないために

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『やがて君になる』を読んでみた感想【ネタバレなし】

中高生の頃は恋愛に対してやたら正しさとか誠実さのようなものを求めていて、「正しい恋ってなんだろう」とか「この感情は本当に”好き”なのだろうか」みたいなことを延々と考えているようなめんどくさい子供でした。


大人になるに従って、そういう問いに意味がなく(少なくとも多くの人はそう思っている)て、そしてそもそも答えるのが難しく多くの大人はとっくに考えるのを諦めているということを知り、自分もいつの間にかそういうことを考えなくなっていきました。

 

でも、そういう「恋の正しさ」とか「本当の好き」みたいなものは確かに日常生活では役に立たないけども、完全に無駄というわけではないと思うんです。
「なぜ生きるのか」という考えてもきりがないことを考え続ける哲学のように、「本当の好きとはなにか」ということについて考え続けることも一つの哲学・美学として尊重されていいと思います。

”好き”にならない恋愛マンガ

どうしていきなりこんな話題について書いているかというと、今回『やがて君になる』を読んで、このテーマについて再び考えざるを得なくなったからです。

主人公は未だに誰に対しても「好き」という気持ちになったことがない、という女の子です。少女マンガのように簡単に恋に落ちたりせず「”好き”とはなんなのか」「これは本当に”好き”なのか」ということについてとことんこだわり、少しずつ手探りで自分の気持ちを確かめていく過程を読むことができます。恋愛マンガとしては異色かもしれませんが、私はとても真面目で誠実な態度だと感じました。


そして彼女の恋の相手も少しねじれていて、そんな彼女の「誰も好きになったことがないところ」が”好き”ということらしいのです。
そんな2人のデートのような奇妙な交流を通して、私まで「”好き”とはなんなのか」ということについて考えさせられました。

 

ちなみにこのブログの一番最初の記事もこのテーマについてだったりします。

好き/嫌い - こころに騙されないために

(このころはまだ「だ、である調」で書いていたのでなんか恥ずかしいです)

 

さらに最新4巻では、人間のもっと深い部分「自分とはなんなのか」という問いかけにまで話が及ぶ展開になってきつつあり、今後も目が話せません。
個人的には、『やがて君になる』というタイトルがどのように回収されていくことになるのか気になります。

 

 

 

 

 

 

 


お嫁においで 2015 / 加山雄三 feat. PUNPEE

 

例えば著名で有名な哲学者達も
名言をたくさん残したけど
これに関してはあまり良い言葉を
不思議と残していないな
多分あいつらも自分の趣味に
恋いこがれちまったんだろう 結局
偉いヤツもここじゃおこちゃま
ナポレオンとレッドぶるウォッカで乾杯(泣)

あまり関係ないですがなんとなくこれを思い出しました。

多分、恋愛に関する哲学分野もあるにはあるんだろうけれど、あまり需要がなくて目立たないのかなと思います。