【就活】6月以降の内定戦略:採用を続けている企業を見つける3つの方法
明日から6月です。大手企業は面接が次々と始まり、内定を出していくと思われます。そうなると、リクナビ・マイナビなどのサイトに乗っている求人情報は次第に抜け殻になっていき、使いにくくなっていくと予想されます。採用が終わっても、求人情報が放置されて残っていくので、どれが応募受付していてどれが応募受付していないかがわかりにくくなっていくからです。
今回は、これからの就活のために、ナビサイト以外の方法で求人情報を探す方法をいくつか紹介します。
大学の就職課・キャリアセンター
就活後半になっていくと、徐々に大手・中堅企業の採用も少なくなってきます。そんな状況でも、大手・中堅企業に内定するチャンスは残されています。それが欠員募集です。欠員が多く出た企業は、就活後半になると、大学の就職課やキャリアセンターに求人を出すことがあるのです。
仮に 1 0 0人採用する企業に 5人 、欠員が出たとしよう 。序盤であればナビサイトに大金を払ってでも求人広告を出す 。では 、中盤以降は ?企業からすれば 、たかだか 5人のためにナビサイトへ求人広告は出せない 。費用対効果が悪すぎるからだ 。そのため 、中盤以降 、ナビサイトは開店休業状態が続くことになる 。毎日 、絶えず見ても出てくるのは公務員試験の案内か 、派遣社員の求人広告くらい 。前者は多くの就活生には無関係だし 、後者は条件を下げてもいいから 、とあきらめた学生が殺到 。説明会はあっと言う間に満席となってしまう 。話を戻すと 、欠員が出てもナビサイトに求人広告を出さない企業は 、費用がかからない方法を選択する 。それが 、大学就職課 (キャリアセンタ ー )への求人依頼だ 。過去に内定者の出た大学や関係の深い大学に 、ピンポイントで依頼をする 。費用がかからず 、しかも大学側もそうそう下手な学生は勧めてこない 。初期選考を大学に丸投げしたも同然だ 。こういう求人依頼があるのだから 、大学就職課も捨てたものではない 。石渡嶺司『就活のコノヤロー〜ネット就活の限界。その先は?〜』(光文社新書)
エージェント、オファーサイト
キャリアセンター以外にも、新卒就活エージェントや、オファーサイトは使えると思います。これらのサービスは成功報酬型、つまり、内定者が出た時点で企業が報酬を支払います。企業としては使うだけではノーコストなので、欠員補充にぴったりなのです。
オファーサイトとしては、オファーボックスが有名です。
OfferBox(オファーボックス) | オファーが届く逆求人型就活サイト
他には、これまでの就活経験を利用してアピールできるキミスカもあります。
例えば、落選してしまったとしても最終選考をいくつか経験している学生なら、それをアピールすることができます。企業としても学生の質を一定以上に保てるるので、安心できるという仕組みです。
これらのオファー型のサイトは、企業が学生に送るオファーの数を制限している場合があるので、使う場合は早めに登録しておいた方がいいかもしれません。
ハローワークインターネットサービス
3つめはハローワークです。
学生が使うイメージがないかもしれませんが、ちゃんと学生向けの求人もあります。学生向けの求人検索は6月1日から可能になるので、ハローワーク経由での採用は明日から始まります。
正直、デザインが悪くめちゃくちゃ使いにくいのですが、他の求人サイトにはない利点があります。
それは、職種別に求人を探せることです。新卒の多くは総合職採用なので、特定の職種を希望していても、入社後に本当にその職種として働けるかどうかはわかりません。しかしハローワークなら職種別に求人を探せるので、その点は便利です。特に、一般職事務として就職したいという人にはハローワーク以上のサービスはなかなかないと思います。